bouzan takami

書的田舎暮らし

室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界

室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界 清水克行著

 

ハードボイルドな題名に興味を惹かれて本を買った。幕府にも朝廷にも実力がなく自分は自分で守るしかなかったアナーキーな時代。生きるためには何でもありの実力の世界です。

 

何でもありの中世は落書きが盛んに行われていたようです。

神社仏閣に落書きをするのは結縁の意味もあった。絵巻の中に西行法師が玉垣に落書きをする場面が描かれています。公然と落書きが行われていたようです。

 

現代日本では落書きがアートとして認められれば違法性を問われないようです。バンクシーの落書きを保存した知事もいます。ストリートアートは時代の最先端アートになりました。

欧米でストリートアートが評価される前から、室町時代にはストリートアートが公然と行われていたようです。

 

室町時代は軍事も外交も裁判もまともでなかったのに、能、茶の湯、建築、庭園など優れた文化がうまれています。バサラな精神が文化を作る。

 

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圓教寺