白い紙には神宿るといわれています。
古代より和紙は貴重品であり、神に供える神聖なものでした。鎌倉幕府の公文書は杉原の紙が指定されていました。日本有数の和紙の産地として栄えていましたが、明治に西洋の製紙技術が導入されてから徐々に衰退していきます。いったん途絶えた伝統技術を壽岳文章氏の和紙研究により紙漉きが復活しました。研究所の隣に寿岳文庫があり、和紙に関する文献が展示されています。
和紙研究所のそばに清流があり、川ならしができます。楮の白皮を杉原川に一昼夜浸して、冷水、日光、雪など自然を利用して白くする。寒いほど良い和紙ができるそうです。墨も寒いほど良いものができるといわれています。
国道をはさんで西側にはパワースポットとして有名な青玉神社があります。
推定樹齢千年といわれる杉があります。
道の駅杉原紙の里。レストラン車留満と特産品の販売所があります。