bouzan takami

書的田舎暮らし

買ってはいけないアート

教養としてのアート 投資としてのアート 徳光健治著

著者は現代アート販売のタグボートの経営者です。投資としてのアートの買い方が詳しく書かれています。

まず買ってはいけないアートとは。

1 価値の上がる仕組みのないところで、作品を買ってはいけない。これはギャラリーを選ぶ際に価格が上がらない安い作品ばかりを扱う店で買ってはいけないということです。

2 ずっと同じ作品ばかりを作っていて、代わり映えしない作家から買ってはいけない。買うべきは過去の作品と現在の作品を比べて、それが常に進化していて、新しいチャレンジをしているかどうか。

3 今を感じさせない作品は買ってはいけない。現代の社会を表現して斬新なテーマがあるかどうか、そして絶対的なオリジナリティが重要です。

アート購入の鉄則

1 同じアーティストの作品ばかりを買わない。幅広く多くのアーティストを知り、その中で吟味して買うことで知見が広がる。

2 ずっと同じギャラリーでは買わない。いわゆるギャラリーから見たら「いいお客さん」になってしまう。

3 工芸的な超絶技法は買う前にちょっと立ち止まる。現代アートはコンセプト重視なので技巧的に優れていても買う前にすこし躊躇したほうが良い。

4 ギャラリーでは取扱作家のファイルを見せてもらう。ギャラリーの取扱作家が20人だとすると、10軒回れば200人分のファイルを見ることができます、そうすると自分の好みの作家をみつけることができる。

5 作家の代表作を買うべし。DMやウエブサイトでメインビジュアルとなっている作品が気に入ったら買うべき。

6 インテリアに合わせて作品を選ばない。それはコレクションの幅を抑制し、良い作品蒐集にならない。

7 プロの作家を選ぶ。公募団体に所属している作家を選ばない。

作家が作品を制作し売る場合にも参考になると思います。