bouzan takami

書的田舎暮らし

ストリートの美術 トゥオンブリからバンクシーまで

ストリートの美術 大山エンリコイサム著 グラフィティアートはこれからどこに行くのか。 都市の壁を一瞬の間占有する行為は、刹那的なものです。書いては削除されるか、上書きされてしまう。バンクシーのように商業的に成功したグラフィティは壁ごと美術館に…

妄想美術館

妄想美術館 原田マハ ヤマザキマリ著 妄想力ですぐれた作品を作っている2人による美術解説書です。モダンアート以前のものは古臭い絵という意識を変えさせてくれました。 自分の好きなこと、マニアックな分野を追求して作品を制作する。売れる作品より情熱を…

イタリアンパセリ毎日収穫

イタリアンパセリは毎日収穫できます。苗を植えて毎日水をやるだけ。初心者むけの野菜です。パセリ特有の香りは食欲増進、食中毒予防効果などがあるようです。自分で作った野菜は食べると効果があるような気がします。 4月なのに連日夏日のような暑さです。…

特別展オールドノリタケ×若林コレクション 兵庫陶芸美術館

特別展オールドノリタケ×若林コレクション 兵庫陶芸美術館 アールヌーヴオーからアールデコに咲いたデザイン会期2022年3月19日から5月29日 明治にアメリカに陶磁器を輸出するためにローカルな日本の文様から転換してしていま す。アメリカに支店を出して積極…

現代アート投資の教科書

現代アート投資の教科書 徳光健治著 著者は現代アートをネット販売するタグボートの経営者です。コロナ禍での現代アート 市場の現状分析とこれからの予想について書かれています。 アート業界は前年費50パーセント割れが当たり前となり、持続化給付金を得る…

最後の角川春樹

最後の角川春樹 伊藤彰彦著 著者は角川家の発祥の地富山まで足を運び、多くの人に綿密な取材をして書いていま す。ノンフィクションですが小説のような面白さがあります。 角川春樹は聖と俗のふり幅が大きく、俳人であり編集者で映画監督としての芸術的な才 …

人生ミスっても自殺しないで、旅

人生ミスっても自殺しないで、旅 諸隈元著 コロナで旅行に行けないので旅の本を買いました。 著者はルートヴィッヒ・ウィトゲンシュタインの哲学を小説にするために家に7年間閉 じこもります。その小説は評価されず生きていく意味を失う。そして旅に出る。 …

みんなの現代アート

みんなの現代アート グレイソン・ペリー著 ミヤギフトシ訳 大衆に媚を売る方法、あるいはアートがアートであるために 現代アートの領域は拡張された。アートの文脈があればデュシャンのように既製品の便器にサインするだけでそれがアートになるようになった…

アルフレッド・ウォリス 海を描きつづけた船乗り画家

アルフレッド・ウォリス 海を描きつづけた船乗り画家 塩田純一著 生涯船乗りとして過ごし70歳になって妻を亡くしてから独学で絵を描いた。船舶塗装用のペンキを使って段ボールや板に帆船を描いた。素朴派の画家と言われています。 アルフレッド・ウォリスは…

あさご芸術の森美術館

あさご芸術の森美術館 多々良木ダムの下にあり広い空間をうまく使って作品が屋外にも展示されている美術館です。春は桜、秋は紅葉を楽しむことができます。紅葉が始まっていました。 あさご芸術の森美術館01 1階フロアは写真撮影が許可されています。 あさご…

イサム・ノグチの空間芸術

イサム・ノグチの空間芸術ー危機の時代のデザイン 松本裕美著 現代美術の拡張をしたアーティストです。美術館の中に飾られるタブローではなく、大衆が集まる空間こそがパワーのあるアートであると主張した。それまでは庭園を造るのは職人の仕事と思われてき…

ザ・フィンランドデザイン展 兵庫陶芸美術館

ザ・フィンランドデザイン展-自然が宿るライフスタイル- 兵庫陶芸美術館 会期:2021年9月11日(土)~11月28日(日) フィンランドのデザインだけでなくガラス、陶芸、家具、抽象絵画も展示されていました。1917年にロシアから独立して独自の文化を築き上…

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。 ジュリア・キャメロン著 菅靖彦訳 本当にやりたいことを見つける方法について書かれた本です。 著者は映画製作 脚本、小説、作曲と自分のやりたいことを追求しています。長い鍛錬をして技術や専門知識を修得し…

日本美術の冒険者 チャールズ・ラング・フリーアの生涯

日本美術の冒険者 チャールズ・ラング・フリーアの生涯 中野明著 チャールズ・ラング・フリーアはワシントンDCにあるフリーア美術館を作ったコレクターです。鉄道車両の製造で財産を築いて美術品の蒐集を始めた。ホイッスラーのコレクションが有名です。 西…

光をえがく人 一色さゆり

光をえがく人 一色さゆり著 光と影をテーマにした短編集です。光をえがくには影を上手に描く技量が必要です。この短編集の主人公は人間の影である懺悔、怒り、差別、政治の暴力をアートの力で乗り越えていきます。読後感は爽やかです。 アジアを舞台にしたア…

日本の心象 刀剣、風韻、そして海景 姫路市立美術館

日本の心象 刀剣、風韻、そして海景 姫路市立美術館 開催期間 2021年7月3日(土曜日)から9月5日(日曜日) パンフレットに「世界遺産姫路城を擁する姫路の地に刀剣ファン必見の名刀が勢揃い」と書いてありました。刀剣ファンは年配の方が多いと思っていたら…

室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界

室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界 清水克行著 ハードボイルドな題名に興味を惹かれて本を買った。幕府にも朝廷にも実力がなく自分は自分で守るしかなかったアナーキーな時代。生きるためには何でもありの実力の世界です。 何でもあり…

兵庫陶芸美術館 後期 特別展 赤木清士コレクション 古伊万里に魅せられて―江戸から明治へ―

兵庫陶芸美術館 後期 特別展 赤木清士コレクション 古伊万里に魅せられて―江戸から明治へ― 7月20日から後期展が始まりました。人が多いなと思っていたら、「夏休み! 1日 まるごと こどもの日」というイベントが開催されていました。親子でメモを持って作品…

短編回廊 アートから生まれた17の物語

短編回廊 アートから生まれた17の物語 ローレンス・ブロック編 アート作品を題材にした短編小説集です。ローレンス・ブロックがアイデアを出し、17人の小説家に依頼してできた短編集です。アート作品を見て作家が短編小説を書くアイデアはおもしろいと思いま…

生贄探し 暴走する脳

生贄探し 暴走する脳 中野信子 ヤマザキマリ著 認知科学者中野信子さんとイタリアの歴史に詳しい漫画家のヤマザキマリさんの対談集です。おふたりの専門分野がクロスする部分が刺激的です。対談形式は二つの視点からの相乗効果があっておもしろいです。 日本…

美術は宗教を超えるか

美術は宗教を超えるか 宮下規久朗 佐藤優著 西洋美術のルールで現代アートの評価がされます。現代アートを理解しようとおもえば西洋美術史を学ぶ必要があります。西洋美術史は宗教の知識がないと理解しにくい。この本は美術史と宗教の専門家の対談形式で書か…

古伊万里に魅せられて 兵庫陶芸美術館

赤木清士コレクション 古伊万里に魅せられて―江戸から明治へ― 兵庫陶芸美術館 会期6月12日(土)から8月29日(日) 日本の陶磁器は西洋美術史的には工芸品として扱われていました。最近はアートとして評価されるようになってきました。村上隆さんが日本の陶…

世界のなかで自分の役割を見つけること――最高のアートを描くための仕事の流儀

世界のなかで自分の役割を見つけること――最高のアートを描くための仕事の流儀 小松美羽著 出版社ダイヤモンド社 古代中国では目の呪力を強めるために呪飾を加えた、巫女たちが敵陣にたいして一斉に呪祝を行った。戦いが終わるとその巫女をとらえて伐り殺し、…

川端康成「魔界」の書

川端康成「魔界」の書 疋田寛吉著 著者は小学生になる前から筆を持ちなれていたが、書家について習ったことはなかった。正式に書を習いたいと思い川端康成に書家を紹介してほしいと頼んだところ、書家に習う必要はないといわれたそうです。 川端康成の書につ…

猫のダヤン35周年 ダヤンと不思議な劇場 池田あきこ原画展

姫路文学館で開館30周年記念 特別展「猫のダヤン35周年 ダヤンと不思議な劇場 池田あきこ原画展」開催されています。 期間2021年4月17日(土曜日)から6月6日(日曜日) 撮影スポットが会場内に設定されています。巨大なダンボールアート「お祭り広場」革を…

兵庫陶芸美術館 特別展 開館15周年記念特別展 「No Man’s Land-陶芸の未来、未だ見ぬ地平の先-」

兵庫陶芸美術館 特別展 開館15周年記念特別展 「No Man’s Land-陶芸の未来、未だ見ぬ地平の先-」 会期 2021年3月20日(土)~5月30日(日) No Man’s Land(主のいない、不毛の土地を表わすと同時に、意味と複数の異なる領域が重なり合った曖昧な状態)を…

私のマル 小野田實展

私のマル 小野田實展 姫路市立美術館 会期 令和3年(2021年)4月10日(土曜日)~6月20日(日曜日) 過去最大規模となる小野田實の回顧展です。 小野田實は具体美術協会の会員として活躍した。具体美術協会は前衛集団で伝統と断絶して他人の真似をしないこと…

おじさんはどう生きるか

おじさんはどう生きるか 松任谷正隆著 人生100年時代をどう生きるか。その答えがこの本に書かれています。 仕事とユーモアと新しいものに興味を持つことが大事だと思いました。 松任谷正隆さんは若く見えます。70歳を過ぎていてもおじいさんでなくおじさんで…

良寛への道 言葉に生きる

良寛への道 言葉に生きる 岡田勝明著 著者は夏目漱石が良寛さんの遺墨を求めたのは、芸術品の鑑賞のために求めたのではなく、自己の生き方、自己の救いの問題として必要としたと述べています。良寛さんの書を評価する重要な要素は求道者としての生き方にある…

永遠なれ魯山人  別冊太陽

永遠なれ魯山人 別冊太陽 監修山田和 魯山人の料理と器をメインに特集されています。 陶器は星岡茶寮で出される料理に使うために器をつくる。料理の材料は新鮮なものを使い、食材の各部位をすべて使い切る。実用のためのものです。虚飾の美を認めず、実質を…