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書的田舎暮らし

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。 ジュリア・キャメロン著 菅靖彦訳

 

本当にやりたいことを見つける方法について書かれた本です。

著者は映画製作 脚本、小説、作曲と自分のやりたいことを追求しています。長い鍛錬をして技術や専門知識を修得しても、それが心から楽しくなければ、やめることを進めています。本当にやりたいことがあれば方向転換をする。それをしないで好きでもないことを無理に続ければネガティブな感情に陥ってしまって失敗する。

 

著者は「市場は黄金の牛である。黄金の牛を崇拝するとき、私たちは魂を押し殺し、自分を通して働く創造性と調和を失ってしまう。」と述べています。マーケットで売れる作品を追求すると、心の調和を乱す。他人から評価されることより作品を作ること自体を楽しむ。

 

どうすればやりたかったことを見つけられるか。誰にでもできる単純な行動です。朝起きて日の光を浴びて散歩する。そのあと自分の本当の気持ちを紙に書く。著者が自分でやって効果があったことです。自然と調和することで自分の本当にやりたいことを見つけられる。

 

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フラワーセンター210910

 

 

 

 

日本美術の冒険者 チャールズ・ラング・フリーアの生涯

日本美術の冒険者 チャールズ・ラング・フリーアの生涯 中野明著

 

チャールズ・ラング・フリーアはワシントンDCにあるフリーア美術館を作ったコレクターです。鉄道車両の製造で財産を築いて美術品の蒐集を始めた。ホイッスラーのコレクションが有名です。

 

西洋美術史の中では日本美術はローカルな位置づけをされていますが、ホイッスラーは美というのは西洋と東洋に共通するものだととらえていました。コレクターとして親交のあったフリーアも同じ考えをしていたようです。

 

この本の題名は日本美術の冒険者となっていますが、日本だけでなく中国、インド、エジプトとアジアの美術を幅広く蒐集しています。日本の美術を理解するには中国の美術の知識が必要です。中国や日本を旅行して美術品が生まれた風土を肌で感じています。画商だけに頼らず自分で現地まで行って調べて購入しています。美術の鑑定は専門家以上です。

 

経営の能力を生かして、画商の言いなりに購入せずに、蒐集を始めるまえにリストを作成して慎重に購入しています。作品を画家から直接購入したりしています。安全に安く購入していたようです。

 

中国の竜門石窟が有名になると盗掘したものを購入したコレクターがいたようですが、フリーアは盗掘したものを購入していません。コレクターとして厳しいルールを持っていたようです。

フリーア美術館にはフリーアが盗掘される前に写真撮影した、中国の龍門石窟の膨大な写真がアーカイブに収録されています。インターネットで閲覧できます。

 

 

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銀閣

 

 

 

 

 

 

 

光をえがく人 一色さゆり

光をえがく人 一色さゆり著

 

光と影をテーマにした短編集です。光をえがくには影を上手に描く技量が必要です。この短編集の主人公は人間の影である懺悔、怒り、差別、政治の暴力をアートの力で乗り越えていきます。読後感は爽やかです。

 

アジアを舞台にしたアート小説です。アジアの経済が成長している中でアートマーケットも大きくなっています。いまアジアのアーティストが評価されるようになってきています。世界のアートマーケットを牽引するのはアジアになるような気がします。

 

短編集の中の「人形師とひそかな祈り」は日本の人形とフィリピンの人形の霊的な交流が描いてあります。アートを理論ではなく霊的なとらえ方をしています。著者の新しい試みの小説だと思いました。

 

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フィリピン

 

 

日本の心象 刀剣、風韻、そして海景 姫路市立美術館

日本の心象 刀剣、風韻、そして海景 姫路市立美術館

開催期間 2021年7月3日(土曜日)から9月5日(日曜日)

 

パンフレットに「世界遺産姫路城を擁する姫路の地に刀剣ファン必見の名刀が勢揃い」と書いてありました。刀剣ファンは年配の方が多いと思っていたら、若い女性の方が多かった。

 

説明パネルに刀剣の写真が掲載されていてわかりやすく説明されていた。刀剣の刃文が同じものがなく刀匠の個性がよくわかりました。

刀剣に彫られている龍の絵や文字などは見事です。刀匠の方に聞いた話ですが、絵より文字を彫るのが難しいようです。刀剣ファンのかたには必見の展覧会です。

 

世界的な現代アーティストの杉本博司さんの海景の作品が展示されています。刀剣の刃文と海景の空と海のコントラストが似ているように見えました。

 

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姫路市立美術館

 

室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界

室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界 清水克行著

 

ハードボイルドな題名に興味を惹かれて本を買った。幕府にも朝廷にも実力がなく自分は自分で守るしかなかったアナーキーな時代。生きるためには何でもありの実力の世界です。

 

何でもありの中世は落書きが盛んに行われていたようです。

神社仏閣に落書きをするのは結縁の意味もあった。絵巻の中に西行法師が玉垣に落書きをする場面が描かれています。公然と落書きが行われていたようです。

 

現代日本では落書きがアートとして認められれば違法性を問われないようです。バンクシーの落書きを保存した知事もいます。ストリートアートは時代の最先端アートになりました。

欧米でストリートアートが評価される前から、室町時代にはストリートアートが公然と行われていたようです。

 

室町時代は軍事も外交も裁判もまともでなかったのに、能、茶の湯、建築、庭園など優れた文化がうまれています。バサラな精神が文化を作る。

 

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圓教寺

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵庫陶芸美術館 後期 特別展 赤木清士コレクション 古伊万里に魅せられて―江戸から明治へ―

兵庫陶芸美術館 後期 特別展 赤木清士コレクション 古伊万里に魅せられて―江戸から明治へ―

 

7月20日から後期展が始まりました。人が多いなと思っていたら、「夏休み! 1日 まるごと こどもの日」というイベントが開催されていました。親子でメモを持って作品鑑賞をしていました。

 

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兵庫陶芸美術館渡り廊下

古伊万里は伝統を継承するだけでなく南蛮の絵付けのような新しいデザインを取り入れています。輸出用に考えられたのでしょうが、新鮮で需要があったのだと思います。

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南蛮絵付け

 

 丹波焼の常設展もあります。古丹波の重厚な壺は迫力があります。

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丹波焼

美術館は山の中にあり庭園を歩いていると涼しい風が通ります。

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兵庫陶芸美術館庭園

 

短編回廊 アートから生まれた17の物語

短編回廊 アートから生まれた17の物語 ローレンス・ブロック

 

アート作品を題材にした短編小説集です。ローレンス・ブロックがアイデアを出し、17人の小説家に依頼してできた短編集です。アート作品を見て作家が短編小説を書くアイデアはおもしろいと思います。

 

作家がアート作品を見て小説のストーリーを考えるのは、美術批評家と違った視点で見るので新鮮です。小説家がどうやってイメージを膨らませるのか興味深い。最後まで一気に読みました。

 

ゲイル・レヴィンが書いた(ジョージア・オキーフ花のあと)短編小説というより、美術批評だと思いました。エドワード・ホッパーを題材にした短編集「短編画廊」でもホッパーの遺作整理の裏話があります。フィクションなので嘘か本当かわかりませんがアート業界の生々しい話でした。

 

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